進退はよく見極めてから

誰にでも、仕事がつらいと感じる時はあります。毎日仕事と戦い、誰かに怒られながら過ごす日々はどうしてもストレスを感じてしまいます。そんな時に真っ先に思い浮かびがちなのが、辞職です。辞職してしまえばその組織に絡む人から怒られることもありませんし、面倒な人間関係や作業からも解放されます。

人間は過度にストレスを受けると心身のバランスを崩してしまうので、どうしても厳しいと感じた時は辞職するのも正解です。ただ、無計画で投げ出すように辞職するのは好ましくありません。計画的に行動し、次の職場に目途がついてから辞めるべきであり、無計画に辞めると次の職場探しに苦労して生活が困窮する可能性があります。次の職場がなかなか見つからないと余計にストレスが溜まってしまうので、最悪の場合働いている時よりもつらい日々を送ることになりかねません。

もちろん辞職だけが答えだけではなく、今の仕事を続けつつ打開する姿勢も大切です。世の中全てのことに言えますが、事態がずっと変わらずに過ぎることはありません。つまり、つらいと思っている現実もいつかは終わる時が来て、事態が急変する可能性があります。会社に所属している以上、部署の変更や付き合うお客様の変更などを経験することがあるので、その時に良い方向へ向かえば悩みが吹き飛びます。石の上にも三年という言葉もありますが、とりあえず何があっても耐えるという考えも時には重要です。

辞めるか耐えるか、具体的な正解はケースバイケースなので、よく見極めて行動したいところです。