介護施設における仕事のつらさとその解決の一例

「介護職はつらい」「つらいのに給料が低い」「だからずっと人手不足」というのは、現代社会においてなんとなくイメージとして根付いています。そのため、高齢化社会に向けた取り組みとして、国は介護士のキャリアステップや給与改善に動いており、介護施設や介護従事者の給与に関する現状は少しずつ変わりつつあります。しかし、低賃金という問題点が解決されたとしても、「介護職はつらい」の中身自体は変わりません。具体的にどういった点がつらく、どんな解決策が考えられるものでしょうか。

例えば、代表的なのが夜勤のつらさです。「ほとんど寝ているから」という名目上、夜勤スタッフが1人の介護移設もありますが、実際には徘徊などの問題行動や容態の急変などで多忙になることもある緩急の読みにくさと、身体リズムを狂わせる夜勤そのものの辛さもあります。

夜勤1人体制のつらさは「最低2人組にしてもらう」などの上司への陳情が必要です。どうしても体制が変わらない、変えられないと突っぱねられたのなら、他の施設への就職も検討する他ありません。ただし夜勤の身体リズムについては、前日からの過ごし方と夜勤後の過ごし方を変えることで調節したり、不規則な夜勤ではなく夜勤専従になることで安定化を図る方法もあります。

介護の仕事は長年つらさが訴えられている分、その解決策もまた、個人の経験談から介護サービスのコラムなどで無数にまとめられています。自分のつらいと思う業務名と「解決するには」「解決策」といったワードを合わせて調べてみましょう。